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2010年11月29日 (月)

シューズは底が薄い方がいい?

私が走り始めた10年くらい前から最近まで、「ビギナーは底が厚くて衝撃吸収力が高いシューズを履きなさい」というのが、定説でした。地面からの衝撃を吸収してくれるので、脚をいためにくいというわけです。

ところが、ここ数年、ときどき「底が厚いものはよくない。初心者でも、薄いものを履くべきだ」という意見を目にするようになってきました。

例えば、『スロージョギング健康法 ゆっくり走るだけで、脳と体が元気になる!』で田中宏暁さんは、「スロージョギングにはかかとが薄めのジョギングシューズをお勧めします」と書かれています。一般のかかとが厚いジョギングシューズは「かかと着地」を誘導するので、「フォアフット着地」に向いた底が薄めのシューズがよいということです。

また、『非常識マラソンメソッド ヘビースモーカーの元キャバ嬢がたった9ヵ月で3時間13分! (ソフトバンク新書) 』では、岩本能史さんは、「底が厚いシューズは安定性が悪く、膝や股関節にブレが生じるため、かえって故障を起こしやすい。また、地面からの反発が推進力になるので、衝撃は吸収しない方が楽に走れる」という意見です。

専門家の意見であり、それぞれ筋が通っているので、無視できません。でも、大半の専門家は「初心者は底が厚いシューズを」と言っている現状では、どうしたらよいか迷いますよね。

私の提案としては、まず、自分がいま履いているものに違和感がなければ、はき続ければいいと思います。底が厚いと安定性が悪いので脚をいためやすいという件ですが、多くのシューズメーカーは、安定性も考えてジョギングシューズを開発しています。底が厚いから、すぐに脚をいためやすいとは思えません。ただ、メーカーやモデルによっては安定性が悪いものもあるかもしれません。走っていて「どうもぐらぐらする」という感覚があるなら、シューズを変えてみるのもいいでしょう。

これから買う方は、店で試し履きをしたときに、ぐらぐらして走りにくくはならないかを意識してチェックしてみるといいでしょう。また、底が薄いレース用と分厚いジョギング用の中間のタイプのシューズがあるので、そういうものを選択するのも1つの手でしょう。

田中先生が勧めているのは「かかとが薄めのジョギングシューズ」であって、「かかとが薄めのランニングシューズ」ではありません。「ジョギングシューズ」は一般的に底が厚めのものをさすので、中間タイプのものをさしておられるようにも思えます。

実をいうと、私はこの中間タイプのゲルフェザーをメインに使っています。

いずれにしても、「脚をいためないためには、底が厚いジョギングシューズをはくべき」という論調には、私は以前から疑問を感じていました。脚をいためないためにいちばん大切なのは、走り方だと思うからです。それも、フォームなどよりも、走る量と速度です。

走り込んで筋力がつけば、地面から衝撃を受けても筋肉がささえてくれるので、脚をいためにくくなります。筋力が鍛えられる前に走りすぎるから、故障を起こすんです。ですから、筋力がしっかりつくまでは、休養もしっかりとりながら、様子を見てトレーニングしなくてはなりません。

特に速く走ると衝撃が大きくなるので、最初はゆっくりと走り込んで筋力をつけていくことが大切です。ところが多くの人は、じれったいので呼吸がもつ限り速く走ってしまって、脚をいためます。

超スロージョギングのような走り方は、地面から受ける衝撃が少ないので、じっくり脚を鍛えるにはとてもいいと思います。

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