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2010年12月18日 (土)

運動は脳の健康にもいい

脳を鍛えるには運動しかない!―最新科学でわかった脳細胞の増やし方

ジョン J. レイティ with エリック・ヘイガーマン著、野中 香方子訳
日本放送出版協会

運動は身体のためにいいということは、たいていの人が納得するでしょう。でも、最近では身体だけではなく、脳(認知能力や精神状態)の健康にも、運動が重要な役割を果たすことがわかってきました。

この本は、アメリカの精神科医が、自分の治療経験や医学研究報告を元に、運動が脳の健康にどれだけいいかを説明したものです。分厚くてとっつきにくそうですが、実例が多く語られているので、化学物質の名前がときどき出てくるところをあまり気にせず読み進めれば、以外と読みやすく感じました。

運動をすることで、ある地域の高校生の成績がよくなったり、パニック障害、うつ、学習障害にも効果があったり…。運動の成果はめざましいですね。もちろん、治療面からはいつもそんなにうまくいくとは限らないでしょうが、運動が脳の健全化に重要であることは、確かなようです。

人間は昔から野山をかけまわって食べ物を獲ていたので、動き回っているのが普通の状態です。ある程度の運動をしないと、脳もきちんと働かなくなってくるのでしょう。現代社会で、うつやパニック障害が目立ってきている一因は、現代人の運動不足にあるのかもしれません。

著者は、脳の健全化のためには、やや強い最大心拍数の60-70%レベルの運動を勧めています。超スロージョギングは、それよりも弱い50%以下のレベルなのですが、何もしないことに比べると、じゅうぶん効果はあります。

また、著者は特定の速さや重さにこだわるのではなく、心拍数を目安にその人に適したレベルの運動をすることを勧めています。ある人がだらだら走っているように見えても、心拍数を測ってみると、90%レベルの運動になっていることもあるわけです。これは、超スロージョギングの考え方と一致します。脳の健康のためにも、まずは、気楽に楽しめるレベルで一歩踏み出してみることが大切でしょう。

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