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2011年2月 2日 (水)

見かけの体重にごまかされない

よく「ダイエットしたら、1日で1kg減った!」とか、「お正月3日間で3kg太っちゃった!」といいますよね。確かにそういう体重の変動はありますが、それは体脂肪の量がそれだけ増減したわけではありません。

人間が1日の食事で摂取するエネルギーは、だいたい2000kcal前後です。そして、1kgの脂肪を燃やすには、7000kcal分のエネルギー消費が必要です。1日絶食して、その分すべて脂肪が減っても、体重は0.3kgくらいしか減らないはず。また、普段の倍の量を食べても、0.3kgしか増えないはずです。

人間は常にいろいろなものを食べたり排出したりしているので、みかけの体重はその度に大きく変わります。例えばペットボトル1本の水500mlを飲む前と後で体重計に乗れば、飲んだあとには、水の重さ約0.5kg増えるはず。でも、トイレに行って出してしまえば、その分はまた減ります。

だから「朝起きてトイレに行った直後」など、おなじ状況で体重を測らないと正確な測定はできません。でも、実は、それでもあまり正確な体重とは言えません。

前夜に宴会で大量に飲み食いすれば、脂肪や炭水化物と一緒に大量の水分や繊維質をとっています。翌朝、体重が1kg増えていて「やばい!」と思っても、2、3日のうちに余分なものが排出されてしまえば、見かけの体重は減っていきます。また、絶食すれば、1日で1kgくらいは簡単に減ります。でも、それは食事と一緒にとるはずだった繊維質や水分をとらなかっただけ。通常の食事に戻れば、すぐに戻ります。問題はみかけの1kgではなく、そのうちごく一部の0.1kg程度の積み重なりです。

本気でダイエットするのなら、見かけの体重で一喜一憂するのではなく、長期的な変動を見て行かなくてはなりません(前夜食べ過ぎて「やばい!」と自覚することは大切ですが)。

「運動をすると食欲がわいて、かえって体重が増えてしまう」という人がいます。確かに、運動をしたあとにたくさん食べれば、一緒に繊維質や水分を取るので一時的に体重は増えます。また、慣れない運動で疲れ切って身体がむくみ、体内の水分が増えることもあります。

私はフルマラソンを走ると、だいたい3000kcalくらい消費しますが、走り終わった後は栄養分や水分をしっかり補給するので、翌朝の体重はかなり増えています。でも、それは何日かのうちには戻っていきます。もし、マラソンを走ると体重が増えるからと、走らなくなったら、じわじわと体重は増えていくだけでしょう。

運動で日常的にエネルギーを消費していれば、一時的に増えたとしても、心配はありません。一時的な変化を気にせずに、運動を続けましょう。

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